あなたが落ちるのは地獄レベル1の等活地獄(とうかつじごく)にある瓮熟処(おうじゅくしょ)という場所です。
地獄レベル | 地獄の種類 |
1 | 等活(とうかつ)地獄 ←ココ |
2 | 黒縄(こくじょう)地獄 |
3 | 衆合(しゅうごう)地獄 |
4 | 叫喚(きょうかん)地獄 |
5 | 大叫喚(だいきょうかん)地獄 |
6 | 焦熱(しょうねつ)地獄 |
7 | 大焦熱(だいしょうねつ)地獄 |
8 | 無間(むげん)地獄 |
等活地獄の周りには複数の小さな地獄が広がっていて、その中の1つがあなたが落ちる瓮熟処になります。
等活地獄の瓮熟処に落ちるのはこんな人

等活地獄の瓮熟処は、毛のある動物を殺した後、煮たり焼いたりして食べた人が落ちます。
毛のある動物と言えば、主要なのは鳥・牛・豚など私たちが日常的に食べている動物たちも含まれます。一応、生肉はOKになっていますけど、生で食べることはほとんどありませんよね。つまり、ほとんどの人は地獄行きを免れないってことです。
ちなみに魚はOKです。
日本人は仏教が日本に伝わって以降、肉を食べるのをあまり好まず、魚をよく食べる民族でした。和食に魚料理が多かったり、寿司が有名だったりするのはそのせいです。
瓮熟処(おじゅくしょ)なんて聞いたことない人がほとんどだと思いますが、日本の食文化にも関係する地味に身近な地獄だったりします。
瓮熟処はこんなところ
瓮熟処では最初に全身の毛をむしり取られた後、焼かれ茹でられます。火責めです。
まずは灼熱の鍋に放り出されますが、熱さのあまり罪人が飛び跳ねる様はまるで豆を焙煎しているかのよう。そして、鍋から逃げようとすると鬼が上から蓋をして閉じ込められ、そこで命絶えるまで灼熱地獄を味わいます。
茹でられる時はグツグツに煮えている釜に落とされます。熱さで逃げ出そうと釜の縁に手をかけると鬼がやってきてその手を叩き潰し、再び釜に放り込まれます。
焼かれ、茹でられて死にそうになると鬼の呪文で体が回復し、再び毛をむしり取られるところから始まり、このループが1250万年続きます。(絶望)
・牛や鳥など毛のある動物を殺したり、焼いて食べた人が落ちる。
・殺された動物と同じで、瓮熟処では毛をむしりとられ、灼熱の拷問を1000万年以上も受け続けなければならない。
瓮熟処があるせいで、私たちが死後に地獄を免れるのはほぼ無理ゲーです。しかし、現世で良い行いをたくさんしていれば、情状酌量で地獄行きを回避するチャンスも残っています。私たちは亡くなった後、冥界で閻魔大王によって裁判を受けますが、そこで閻魔大王に認められれば地獄行きは回避できるんです。
確かに地獄行きを回避するのは簡単なことでありません。しかし、チャンスがある以上、私たちはそのチャンスに賭けて、全力で生きなければならないのかもしれません。
\\診断結果をみんなでシェアしよう//