あなたが落ちるのは地獄レベル1の等活地獄(とうかつじごく)にある極苦処(ごくくしょ)という場所です。
地獄レベル | 地獄の種類 |
1 | 等活(とうかつ)地獄 ←ココ |
2 | 黒縄(こくじょう)地獄 |
3 | 衆合(しゅうごう)地獄 |
4 | 叫喚(きょうかん)地獄 |
5 | 大叫喚(だいきょうかん)地獄 |
6 | 焦熱(しょうねつ)地獄 |
7 | 大焦熱(だいしょうねつ)地獄 |
8 | 無間(むげん)地獄 |
等活地獄の周りには複数の小さな地獄が広がっていて、その中の1つがあなたが落ちる極苦処になります。
等活地獄の極苦処に落ちるのはこんな人

等活地獄の極苦処は、すぐにキレて人や物に八つ当たりする人が落ちます。
極苦処は等活地獄にくっ付いている小地獄の1つですが、その等活地獄は殺生(虫を含む)をした者が落ちる地獄です。そして、殺生までは行かなくとも気性が荒くて乱暴な人専用に用意されているのが極苦処です。
「短気は損気」ということわざがあります。短気でいると人生損するよっ!って意味ですが、仏教では人生を損するどころか、人生が終わった後も地獄に突き落とされ、死んだ後も損をし続けることになります。
極苦処はこんなところ
極苦処では暑い鉄の雨が降っていて、そこに落ちた人はまず最初に暑く溶けたドロドロの鉄の海に放り込まれます。
すると、一瞬のうちに体は焼かれ跡形もなく消え去ってしまいます。しかし、こんな一瞬で死んでしまっては全然拷問になりません。
次に鬼がやってきて、消え去った体を再生させます。体は断崖絶壁の上で復活させられ、復活するとすぐに崖の上から突き落とされます。崖から飛び降りて地面と衝突すると、体はグシャグシャのバラバラになりますが、死ぬことはできません。
痛みで苦しんでいると、そこに犬がやってきてさらに体を食いちぎり追い討ちをかけます。その犬は牙から炎を吹き出しており、飛び降りた苦痛と噛まれた苦痛、そして焼かれる苦痛の三重苦を味わい、これを何度も繰り返します
・短気で人や者に八つ当たりするような人が落ちる
・受ける拷問は、熱で溶かされ、崖から落とされ、犬に食われて焼かれるという想像を絶するような鬼畜拷問
「短気は損気」という言葉もあるように、喜怒哀楽の中でも「怒」という感情はとにかく良いことがありません。心を広く持ち、「怒」の感情をコントロールすることで極苦処は回避することができますし、「怒」をコントロールということは地獄を免れるだけでなく実生活をも豊かにしてくれるでしょう。
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