あなたが落ちるのは地獄レベル2の黒縄地獄(こくじょうじごく)です。
地獄レベル | 地獄の種類 |
1 | 等活(とうかつ)地獄 |
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3 | 衆合(しゅうごう)地獄 |
4 | 叫喚(きょうかん)地獄 |
5 | 大叫喚(だいきょうかん)地獄 |
6 | 焦熱(しょうねつ)地獄 |
7 | 大焦熱(だいしょうねつ)地獄 |
8 | 無間(むげん)地獄 |
黒縄地獄に落ちるのはこんな人

黒縄地獄に落ちるのは、殺生をした経験があり、かつ、人の物を取ったことがある人です。
殺生をした者はレベル1の等活地獄に落ちますが、それに加え盗みを働いた者は地獄レベル2の黒縄地獄へ落ちます。以下のイメージです。
人の物を取るというのは、何も「万引き」のような刑法上の犯罪だけに限りません。
友人から借りた本を返し損ねたとか、相手が忘れるほどの少額であっても人から借りたお金を返さなかったりどんな些細なことでも盗みをしていれば、残念ながら黒縄地獄行きが決定します。
黒縄地獄はこんなところ
黒縄地獄に落ちると、まず灼熱の鉄板の上に鉄縄で縛り付けられます。次に、体に墨のついた縄で線を引かれ、高温の鉄斧で線に沿って体をズタボロに切り裂かれます。
基本的に地獄では簡単に死ぬことは許されません。斧で体を八つ裂きにされると、その体は鬼の不思議パワーで再生させられ、次は高温の鉄縄で囲まれた鉄縄ジャングルへと放り出されます。すると鬼が追い掛けてきて逃げなければなりませんが、逃げている途中で体に縄が食い込み、その体は残酷に切り刻まれ、しかも切り口は灼熱で焼かれ、苦悩に悶えながら生き絶えます。ところが、再び鬼によって体を復活させられ、この拷問を一億年間も繰り返します。
黒縄地獄では、この他にもいろんな拷問がオプションで用意されています。溶けた鉄を入れた瓶(かめ)の上に縄を引き、その上を歩かされバランスを崩して落ちたらTHE ENDゲームとか、棘がついた鉄縄で溶けた鉄の上に吊るされるとか。はい、全然嬉しくありませんね。
・殺生と盗みをした者が落ちる
・縄を使った拷問がいくつも用意されている。
・拷問で死ぬことは許されない。一億年苦痛に耐え続ける必要がある
仏教の地獄の世界では、意外にも殺しよりも盗みの方が罪が重いです。これを機に軽い気持ちで人のものを取ったり、人から借りた物を返し忘れる借りパクをしたりしないよう心がけてくださいね。
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