あなたが落ちるのは叫喚地獄です【地獄レベル4】

あなたが落ちるのは地獄レベル4の叫喚地獄(きょうかんじごく)です。

地獄レベル地獄の種類
等活(とうかつ)地獄
黒縄(こくじょう)地獄
衆合(しゅうごう)地獄
叫喚(きょうかん)地獄 ←ココ
大叫喚(だいきょうかん)地獄
焦熱(しょうねつ)地獄
大焦熱(だいしょうねつ)地獄
無間(むげん)地獄
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叫喚地獄に落ちるのはこんな人

叫喚地獄に落ちるのは殺生+盗み+性行為+お酒をやっている人が落ちます。

叫喚地獄のレベルは4。レベル1から比較してみるとこんなイメージです

  • レベル1:等活地獄→殺生
  • レベル2:黒縄地獄→殺生➕盗み
  • レベル3:衆合地獄→殺生➕盗み➕性行為
  • レベル4:叫喚地獄→殺生➕盗み➕性行為➕酒

なぜ酒を飲むと地獄に落ちるかと言うと、酒は人の欲望を増長させ、人の気を大きくして悪行を働くきっかけを与える悪魔の飲み物だからです。

お酒で失敗したことがある人ならこの意味がなんとなくわかりますよね。お酒を飲まない人は飲酒運転や酔った勢いの暴行事件なんかを想像してみてください。

悟りを開いて救いの世界に向かうためには正しい行いをしなければならないと仏教は教えています。なので、人の理性を狂わすお酒は仏教にとって非常に危険な飲み物なのです。さらに言えば、仏教では欲の支配から解放された先に悟りの世界(救いの世界)があるとされています。

ここまでの話をまとめると・・・

酒に酔って欲に溺れては、悟りへの道が遠ざかってしまう!!

と言うわけです。だからこそ叫喚地獄が存在し、人々の安易な飲酒を戒めています。

叫喚地獄はこんなところ

叫喚地獄ではその名の通り、そこに落ちた者が大声で喚(わめ)き叫ぶほどの苦しい罰が待ち受けています。

まず、鬼の様相からして他の地獄と全く違います。

鬼は黄金の金髪で目からは火を吹き出し、手足が異常に長く、真っ赤なふんどしをつけ、大声で奇声を発しながら疾風の如く走りぬけ、罪人めがけて矢を射ったり、鉄棒でリンチにしてきます。

(絶対にヤバいやつやん・・・)

叫喚地獄ではこのヤバイやつ(鬼)が想像を絶する数々の拷問を罪人に与えます。特に業火を使った拷問が凄惨で18禁レベルなので、ここで採り上げてみます。

まずは灼熱の鍋で罪人の背中と腹を炙り、次に煮えたぎった釜に罪人を放り込み、グツグツと煮込みます。

鬼はわざと逃げ道を作ります。罪人をもっとキツイ拷問部屋に誘導するためです。熱さに耐えきれなくなった罪人は逃げ出しますが、逃げ出した先は鉄の壁に覆われた灼熱に燃える部屋。この部屋で火あぶりにされた後、口を無理やり開けられ、そこにドロドロの銅を流し込まれ、五臓六腑は焼け落ち、最後に銅が肛門から出てきたらフィニッシュです。

ここまで来ると罪人は生き絶えてしまうように思えますが、鬼たちは簡単に罪人を殺したりはしません。罪人が亡くなると、謎のパワーで罪人を生き返らせて極悪非道の拷問が繰り返されます。

どれぐらいこの拷問が繰り返されるかと言うと、経典では64億年とされています。ほぼ永遠と考えて良いでしょう。

・殺生+盗み+性行為+飲酒をした者が落ちる

・お酒は正しい行いをしようとする人の理性を狂わせる非常に危険な飲み物。

叫喚地獄の鬼は見た目がマジヤバイ

ここまでお酒を散々否定してきましたが、仏教の世界ではお酒を「般若湯(はんにゃとう)」と隠語で呼び、「少しなら健康的だから飲んでもOK」と般若湯という名のお酒を嗜(たしな)むこともあるそうです。少しだけ、仏教の闇を感じます。

地獄に落ちるとか落ちないとか抜きにして、結局「お酒は飲んでも飲まれるな」です。仏教とか地獄とか難しい話は関係ありません。お酒に飲まれて損することはあっても得をすることは絶対にないです。というわけで、お酒はほどほどにしましょう。

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