あなたが落ちるのは叫喚地獄(大吼処)です【地獄レベル４−１】

あなたが落ちるのは地獄レベル４の叫喚地獄（きょうかんじごく）にある大吼処（だいこうしょ）という場所です。

叫喚地獄の周りには複数の小さな地獄が広がっていて、その中の１つがあなたが落ちる大吼処になります。

叫喚地獄の大吼処に落ちるのはこんな人

叫喚地獄の大吼処は、お酒を飲みたくない人に無理やりお酒を飲ませた者が落ちる地獄です。

たまに、大学や会社などでお酒の一気を強要して、アルコール中毒になり救急車に運ばれた、あるいは亡くなってしまったというニュースを見ることがあります。

このようにお酒を強要した者が大吼処に落ちます。他人の嫌なことを強要するわけですから、地獄に落ちても文句は言えません。

大吼処では、口を無理やり開けられ、ドロドロに溶けた錫（すず）をまるで酒を飲むかように何杯も何杯も飲まされ続けます。

口や喉は焼けただれ、拷問を受けている者は苦しみのあまり喚き声をあげますが、ここで鬼がこう言います。

鬼（獄卒）

おいおい、これまで散々人に酒を無理やり飲ませてきたくせに、お前は飲まないのだ。お前が無理やりお酒を飲ませた人は、今お前が飲んでいる錫と同じぐらいお酒を飲むことを辛いと思っていたんだぞ。全てお前が悪いんだ。恨むなら俺ではなく、自分自身の過去の行いを恨むんだな

拷問は確かに過激でグロテスクですが、鬼の言っていることは案外正論です。

・大吼処は、お酒を飲みたくない人にお酒を強要した人が落ちる。

・そこで行われる拷問では、酒に例えた錫を口から流し込まれ口や喉を焼き尽くされる。そして鬼からぐうの音も出ない正論で自らの行いを論破される。

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