あなたが落ちるのは地獄レベル5の大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)です。
地獄レベル | 地獄の種類 |
1 | 等活(とうかつ)地獄 |
2 | 黒縄(こくじょう)地獄 |
3 | 衆合(しゅうごう)地獄 |
4 | 叫喚(きょうかん)地獄 |
5 | 大叫喚(だいきょうかん)地獄 ←ココ |
6 | 焦熱(しょうねつ)地獄 |
7 | 大焦熱(だいしょうねつ)地獄 |
8 | 無間(むげん)地獄 |
大叫喚地獄に落ちるのはこんな人

叫喚地獄に落ちるのは殺生+盗み+性行為+飲酒+嘘を付いたことのある人が落ちます。
地獄レベル1の等活地獄からレベル5の第叫喚地獄を順に並べていくとこんなイメージです。
要するに「嘘をついたら地獄に落ちるよ」ってこと。この大叫喚地獄を管理しているのは閻魔大王(えんまだいおう)です。名前ぐらいは聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

ことわざで「嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれる」というのがあります。これは嘘をついたら落ちる大叫喚地獄の管理主が閻魔大王だからです。
他にも「嘘は泥棒の始まり」とか指切りげんまんした後に「嘘ついたら針千本飲ーます」って言ったりとか、嘘ってなんとなく悪いイメージをありますよね。大叫喚地獄はまさにそれを体現した地獄になります。
ところで、今まで生きてきて嘘をついたことのない人間などいるでしょうか。もし「私は嘘をついたことなど一度もない!」とか言う人がいたら、十中八九その発言自体が嘘なので、大叫喚地獄行きが濃厚です。
こんな感じで、大叫喚地獄はどんな人でも落ちる可能性のあるとっても身近な地獄だったりします。
大叫喚地獄ってどんなところ
大叫喚地獄の周りには18の小さな地獄たちがセットになっています。ここではその小地獄で行われる拷問をいくつか紹介します。どれもグロテスクなので要注意。
とある場所では、熱く熱して真っ赤になった鋭利な鉄針を使って鬼が罪人の体を串刺しににします。罪人が泣きわめくと次は唇と舌に鉄針を刺し、そのうるさい口を封じたままさらなる拷問を加えます。
すると、鬼がのたうちまわる罪人を押さえつけ、刺す、切る、殴るのリンチにして想像を絶する苦しみを与えます。死ぬことは許されず、この拷問は512億年という永遠とも思える時間繰り返されます。まさに地獄。
別な場所では、無限舌抜き地獄が待っています。無理やり舌を引っ張られ、もぎ取られると鬼の不思議な魔法ですぐさま舌を復活させられ、再び舌を抜かれるという無限の苦痛を味わうことになります。
さらにオプションもあって、体を鋭い刀で切り刻まれた後、虫がばら撒かれ、虫に体をボロボロになるまで食われます。他にも舌の代わりに眼球無限抜き取り地獄も用意されています。
舌にまつわる拷問が多いのは、大叫喚地獄が嘘に関連する地獄だからです。まさに「嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれる」ですね!
・殺生+盗み+性行為+飲酒+嘘をついた者が落ちる
・嘘まみれの世界に生きる私たちにはとっても身近な地獄。おそらく普通に生きる人たちの多くがこの大叫喚地獄に落ちる。大叫喚地獄の管理人である閻魔大王が有名なのは、決して偶然ではない。
・地獄では嘘に関連して舌を使った拷問が用意されている。
大叫喚地獄のとても難しいところは、
多くの嘘は悪だけど、全ての悪が悪なわけではない
という点です。
世の中には「ついた方がみんなが幸せになれる嘘」だってあります。嘘を付くことで、争いやトラブルを防げることだってあります。一切嘘のない世界というのがあったとしたら、それはきっとトラブルの絶えない殺伐とした世界になることでしょう。
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